登下校の「もしも」に備える!子どもに教えておきたい防犯ルール

「登下校中の心配」ありませんか?
子どもが元気に「いってきます!」と出かける姿は、親にとってとても嬉しいもの。
でもその一方で、登下校中に「もし何かあったら…」と心配になることもありますよね。
最近では、子どもが登下校中に声をかけられたり、つけられたりといったトラブルの話をニュースで見かけることも増えました。
特に低学年の子どもや、一人で通学することが多い子は、まだ危険を察知して避ける力が十分ではないことも。
だからこそ、親ができるサポートとして、「防犯の基本ルール」をきちんと伝えておくことが大切なんです。
今回は、日常の中で子どもに伝えたい防犯ルールや、すぐにできる登下校の安全対策をわかりやすくまとめました。

ぜひ参考にして、お子さんとの防犯の会話に役立ててみてくださいね。
基本の防犯ルールを親子で確認しよう

まずは、子どもにしっかり伝えておきたい基本の防犯ルールを紹介します。
これは一度教えて終わりではなく、繰り返し・具体的に伝えることが大切です。
「知らない人についていかない」はどう伝える?
「知らない人についていっちゃダメだよ」と言っても、子どもにとって「知らない人」の基準はあいまいです。
- 近所の人だから
- やさしそうだったから
と判断してしまうこともあります。
そこで、「ママやパパが一度も会ったことのない人は“知らない人”だよ」と具体的に伝えておくと、子どもにもわかりやすいです。
また、「○○ちゃんのお母さんが呼んでるよ」など、誰かの名前を出されて誘われるパターンにも注意が必要です。
「おうちの人に確認してからね」と伝える習慣をつけておきましょう。
困ったときは「大声を出す」「すぐ逃げる」
もしも怖いと感じたときは、「キャー!助けて!」と大きな声を出して、すぐにその場を離れることを教えておきましょう。
恥ずかしい気持ちよりも、「自分の身を守ることが一番大事」だと、日頃から話しておくことがポイントです。

おうちで実際に声を出す練習をするのもおすすめです。
子どもに教えたい“助けを求める場所”
- 交番やコンビニ
- 地域の「子ども110番の家」
- 近くの学校や知っているお店
「困ったときは、どこへ行けば安心できるか?」を一緒に確認しておきましょう。
通学路を歩きながら、「ここは安心できる場所だよ」「ここに逃げようね」と実際に指差しながら話すと、子どもも覚えやすくなります。
具体的な登下校時の防犯対策

子どもに防犯のルールを教えるのと同時に、家庭でできる環境づくりも大切です。
ここでは、実際に役立つ登下校の安全対策をご紹介します。
できるだけ一人にさせない工夫
登下校は、できるだけ「複数人で行動する」のが基本です。
通学班やお友だちと一緒に登下校するだけでも、防犯の効果は大きく変わります。
また、もし一人になる時間がどうしてもある場合は、「どの時間・どの道を通るか」を親が把握しておくと安心です。
通学路の安全チェックポイント
普段の通学路も、視点を変えて一度見直してみましょう。
- 死角が多い道や人通りの少ない場所はないか?
- 急に車が出てきそうな細い道はないか?
- 子ども110番の家や交番がある場所はどこか?
一緒に歩きながらチェックして、必要であれば少し遠回りでも安全なルートに変えるのも◎です。
防犯ブザーやGPSの活用方法
ランドセルにつける防犯ブザーや、スマートフォン・GPS端末など、今は便利な防犯グッズもたくさんあります。
防犯ブザーは、「鳴らす練習」をしておくことが大切。
「ここを引っ張ると鳴るんだよ」「怖いと思ったときは迷わず鳴らしていいよ」と具体的に伝えましょう。
また、GPS端末を使えば、お子さんの現在地や移動履歴をスマホで確認できるので、共働き家庭の見守りにも安心ですね。
「もしも」のときの行動をシミュレーションしておこう

万が一のときに備えて、事前に行動パターンを練習しておくことも大切です。
家庭でできる“防犯ごっこ”
「知らない人が話しかけてきたらどうする?」
「助けて!って言ってみようか」など、親子で“防犯ごっこ”のようにロールプレイをしてみましょう。
楽しみながら自然と覚えられるので、小さなお子さんにもおすすめです。
不審者を見たときの行動フロー
不審な人を見かけたら、子どもには以下の3つを教えておきましょう。
- その場から離れる(逃げる)
- 安全な場所へ駆け込む
- ぐに大人に知らせる
「変だなと思ったら、とにかく走って逃げてね!」と、怖いときには“理由を説明しなくても逃げてOK”ということを強調しておきましょう。
連絡先や避難先の確認
- おうちの電話番号・携帯番号
- 家族のフルネーム
- 避難できる場所(祖父母宅、近所の信頼できる人の家など)
を子どもが覚えているか、一度確認してみてください。

小さい子にはカードや名札にメモしておくと安心です。
子どもの安心につながる親のサポートとは?

防犯対策で大事なのは、ルールやグッズだけではありません。
日々の親の関わり方が、子どもの安心感と判断力を育てます。
普段の声かけが防犯につながる
「今日、学校でどんなことがあった?」と、日々の出来事を聞く時間をつくることで、
子どもは「何かあったら話していいんだ」と感じられます。
「困ったときはママやパパが助けてくれる」と思えるだけで、行動に自信が持てるようになります。
学校や地域との連携も忘れずに
登下校の安全は、家庭だけで守るのが難しい場合もあります。
通学班の担当や地域の見守りボランティアさんなど、学校や地域と協力しながら子どもを守る体制をつくることも大切です。

不安な点があれば、担任の先生や保護者会などでも相談してみましょう。
子どもの話を聞く時間を大切に
「ママ聞いて〜!」と話しかけてくるとき、忙しくても手を止めて目を見て聞いてあげることで、子どもは心を開きやすくなります。
信頼関係があれば、防犯に関する話題も自然にできるようになりますよ。
まとめ|子どもが安心して登下校できる環境づくりを

子どもの登下校の安全は、ただ「気をつけてね」と声をかけるだけでは守れません。
大切なのは、「子ども自身が危険を察知して行動できる力」を育てつつ、「親が見守れる仕組み」を整えること。
防犯ブザーやGPSなどのグッズに頼るだけでなく、日頃の会話や防犯ルールの確認、通学路の見直しなど、できることはたくさんあります。
そして何より、子どもにとって「何かあったらすぐに話せる」「守ってくれる人がいる」という安心感こそが、いちばんの防犯対策になります。

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