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Webマーケティングをやっていると、
「ユーザーが何を求めているかを考えましょう」
という話をよく聞きますよね。
これは本当にその通りだと思います。
検索されているキーワードを調べる。
お客様の悩みを分析する。
SNSで反応のいいテーマを探す。
競合がどんなコンテンツを出しているかを見る。
いわゆる「マーケットイン」の考え方ですね。
でも最近、僕はもう一つ大事なことがあるなと思っています。
それが、
「自分は何を伝えたいのか」
ということです。
これ、当たり前に見えるんですが、意外と難しいんですよね。
今は生成AIがあります。
たとえば、
「30代の経営者が悩んでいるWebマーケティングのテーマを出して」
とAIに聞けば、すぐに候補が出てきます。
さらに、
「検索ニーズを意識してタイトルを作って」
「初心者にも刺さる文章にして」
「もっと共感される表現に変えて」
こんなことまで一瞬でできます。
ChatGPTのようなサービス自体も、
ユーザーの好みや条件を聞きながら、
その人に合った商品や情報を提案する方向へ進んでいます。
つまりこれからは、
「相手が欲しそうなものを作る能力」だけでは、
差がつきにくくなっていく
と思うんです。
みんながAIを使えば、ある程度マーケットインはできるようになりますからね。
だからこそ、その先で大事になるのが、
「自分は何を考えているのか」
なんだと思っています。
一方で、
「じゃあ自分が言いたいことを好きに発信すればいいのか」
というと、それもちょっと違うんですよね。
自分が話したいことを100%発信する。
これはめちゃくちゃ楽しいです。
熱量も出ますし、自分らしさも出ます。
でもですね・・・
相手が全然興味を持っていなかったら、当然届きません。
すごくいい商品を作ったけれど、
「いや、それ別に欲しくないです」
と言われるのと同じです。
自分の思いだけで走るプロダクトアウト型の発信は、ハマればものすごく強い。
でも、ハマらないと結構苦しいんですよね。
じゃあ相手のことだけ考えればいいのか。
これも、僕は違うと思っています。
「これを書けばPVが伸びる」
「このテーマなら問い合わせが取れる」
「こういう投稿が伸びている」
それだけを基準に発信していると、
最初は結果が出るかもしれません。
でも、だんだん苦しくなってきます。
なぜなら、
そこに自分がいなくなるからです。
クライアントが求めていること。
市場が求めていること。
アルゴリズムが評価してくれること。
もちろん全部大切です。
でも、そればかり追いかけていると、
「俺、本当は何を伝えたかったんだっけ?」
みたいな状態になってしまうんですよね。
合わないスーツを毎日着続けて仕事しているような感覚です。
着られないわけじゃない。
仕事もできる。
でも、なんとなくずっと疲れる。
これ、発信でも同じだと思っています。
以前、僕は
「どのSNSが伸びるかより、自分が自然体で強くいられる場所を選んだほうがいい」
という話を書きました。
文章が得意なら文章でいいし、
動画が得意なら動画でいい。
大事なのは流行っている場所ではなく、
自然体で価値を出せる場所を選ぶことなんですよね。
今回の話も、かなり近いと思っています。
僕が今、一番大事だと思っているのは、
「自分が伝えたいこと」と
「相手が知りたいこと」の重なる場所を探すこと
です。
たとえば僕が、
Webマーケティングについて考えていることを発信したいとします。
そこで、
「SEOとは何か」
「Instagramの伸ばし方」
「ChatGPTの使い方」
みたいな情報だけを書こうと思えば、いくらでも書けます。
需要もあります。
でも、それだけでは
僕じゃなくてもいいんですよね。
逆に、
僕が日々経営していて
感じていることだけを好き勝手に書いても、
読んでいる人に関係がなければ届きません。
だから、その間を探します。
「自分が本当に感じていることの中で、相手の仕事や経営にもつながる部分はどこだろう」
ここを探していく。
この作業が発信ではすごく大事なんだと思います。
道路を作る感覚に近いですね。
自分の場所から相手の場所まで、
少しずつ道を伸ばしていく。
相手に全部合わせる必要はない。
でも、自分の場所に立ったまま、
相手がこちらまで来られる道を作ってあげる。
それがWebマーケティングなんじゃないかなと思っています。
ここでAIが活きてきます。
僕はAIに全部発信を作ってもらうというより、
自分と相手が重なる場所を探すために使う
のがいいと思っています。
たとえば、
「僕はこういうことを伝えたい。
このテーマを経営者にとって自分ごとになる切り口にするとしたら、どこが接点になる?」
と聞いてみる。
あるいは記事を書いたあと、
「これは自分の話ばかりになっていないか」
「読者が自分の仕事に置き換えられる部分はどこか」
とAIに壁打ちしてもらう。
これだけでも全然違います。
AIを使って市場に自分を合わせるのではなく、
自分の考えを、相手に届く形へ翻訳する。
この使い方が、これからますます大事になると思っています。
以前書いた「AI時代は、知っていることより実際に試すことが大事」という話ともつながっています。
正解を頭の中だけで決めるより、小さく発信して、反応を見ながら調整していく。
そのほうが自分と市場の重なりは見つけやすいんですよね。
今回の話を実際の発信に落とすなら、僕は3つくらいでいいと思っています。
最初から検索ボリュームやSNSの数字を見ない。
まず、
「最近仕事をしていて感じたこと」
「お客様と話していて気づいたこと」
「自分なりに違和感を感じていること」
を出してみる。
ここがプロダクトアウトですね。
次に、
「これって、お客様のどんな悩みにつながるんだろう」
と考える。
ここでマーケットインを入れます。
そして発信する。
完璧な正解を作る必要はありません。
出してみて、
読まれたのか。
反応があったのか。
問い合わせにつながったのか。
そこから少しずつ調整していけばいいんです。
AI時代は、この試行錯誤のスピードをかなり上げられます。
だからこそ、最初から正解を当てにいくより、
自分らしさを残した状態で、相手との接点を探していく。
この姿勢のほうが、結果的には強いんじゃないかなと思っています。
マーケットインか。
プロダクトアウトか。
よく二択で語られます。
でも発信に関しては、
たぶん二択じゃないんですよね。
自分が伝えたいことがある。
そして、その向こう側に相手がいる。
その間をどうつなぐか。
僕自身も、ブログを書くたびにここは悩みます。
相手に寄せすぎていないか。
逆に自分の話だけになっていないか。
毎回ちょうどいい場所を探しています。
そして、おそらくその「ちょうどいい場所」は、一度見つけたら終わりではありません。
相手も変わりますし、自分たちも変わっていきます。
だから、発信しながら少しずつ探していけばいいんだと思います。
ぜひ、自分が本当に伝えたいことを大切にしながら、その中のどこなら目の前の相手と自然につながれそうか、そんな感覚で発信を見直してみてくださいね。
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